お通夜は社会人としてマナーを問われるとき

供養・先祖供養は三宝(仏法僧)を敬い、死者を想う心がなりよりも大切です。

お通夜のマナー・一

■社会人として最もマナーを問われるとき

お通夜は近親者や故人と特に親しい関係にあった人たちで営まれます。遺族から直接、通夜の通知を受けた場合は通夜への参列を請われた事になりますから、スケジュールを調整し必ず出席することです。死亡の知らせと葬儀・告別式の日時を伝えられた場合には葬儀・告別式に参列し、告別式の通知のみの場合は通知に従い告別式のみにとどめます。葬儀の席ほど社会人としてマナーを問われる場もありませんので、失礼の無いよう心がけましょう。


訃報を受けたら、まずお通夜や葬式の日時や場所を確認しましょう。喪主の名前もフルネームで確認します。仕事関係の人が亡くなった場合には、上司や関係する各所への連絡も必要です。また電話で直接連絡を受けた場合、矢継ぎ早に質問したり、「ご愁傷さまです」の一言で終わらせてはいけません。まず相手の悲しみを受け止め、じっくり耳を傾けましょう。FAXやメールなどで連絡をもらった場合、「一刻も早くお悔やみを」と慌てて遺族へ連絡してはいけません。遺族は悲しみにくれている上、葬儀の段取りなどで忙しいはず。悲しい気持ちは葬儀の席で一言述べればよいのです。


次にお香典の準備が必要です。お香典は不祝儀袋に入れます。厳密には宗教によって書き方が変わってきますが、「御霊前」という書き方であれば仏教、神道、キリスト教で使用できるので無難といえます。蓮の花が描かれているものは仏教にしか使用できないので注意してください。自分の名前は薄墨で書きます。これは「涙で墨がにじんで薄くなってしまった」、「急な知らせで墨をする時間がなかった」という意味を表すとされています。知らせを受けたのが四十九日を過ぎていた場合は「御仏前」の袋に入れます。持参する際には「金包」や「袱紗(ふくさ)」に包みます。


香典の相場ですが、基本的には故人との付き合いの深さによって判断します。現在は最低でも5千円からで、両親の場合は5万円~10万円、兄弟の場合は3万円~5万円、友人や知人の場合は1万円が目安となります。最近では2万円という金額も見られるようになってきています。仕事関係の場合は、一度社内で相談すると良いでしょう。包む紙幣はご祝儀とは異なり新券を使ってはいけません。


連名で香典を出す際は3名までなら表書きに名前を並べて記入できます。右から目上の人の名前を順に記入します。3名より人数が多くなる場合は「○○課一同」といった具合に記入しましょう。また上司や他の人の香典を預かってきた場合、受付ではまず自分の名前、住所を記入し香典を渡します。その後、預かってきた人の連絡先(名刺などを添えると良い)を添えて、香典を預かった旨を伝え渡します。

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